土づくりへの思い

土と向き合う私たちのこだわり

「食べた瞬間に、野菜そのものの味がしっかり広がる」 そんな本物の美味しさを求めてたどり着いたのは
「土づくりへのこだわり」でした。農作物は、土の健康状態を映し出す鏡のような存在です。
土が豊かであれば、作物は病気に負けず、太陽の光をしっかりと浴びて力強く育ちます。

化学的な力だけに頼るのではなく、土の中の生態系や自然のサイクルを大切にした丁寧な土づくりを行っています。
旬の時期に、一番おいしい状態で食べていただきたいから。
今日も畑に立ち、土の声を聴きながら、ひとつひとつ愛情を込めて育てています。

地域資源を活かした土作り

私たちが農業を営む千葉県旭市は、農業だけでなく、畜産業や水産業も盛んな地域です。
それぞれの産業から生まれるさまざまな資源を、単なる廃棄物ではなく土づくりの大切な資材として有効活用しています。
地域で生まれた資源を土に還し、豊かな土を育て、次の作物へとつなげていく。そしてそうした他業種と連携し合う事で、それぞれの産業の永続性が保たれる仕組みづくりも視野に入れながら。
そんな地域の資源が循環する農業を大切にしています。

フカフカの構造の土をつくる

マッシュルームの菌床(培地)。通常は廃棄されてしまうものを知人の農家から提供していただいています。
おがくずや米ぬか、ふすまなどが原料の菌床を畑にまくと、微生物の分解を受けて、土が団粒化(小さな土の粒子の塊)。水はけ、水もち、風通しの良いフカフカの構造の土に変化させてくれます。作物が根をしっかりと張り、養分や水分をたっぷり吸収できるように。

菌床を使って野菜を育てると、野菜が優しい味に育つような。そんな個人的な感覚もあります。

多種多様な微生物が働くために

米ぬかやもみ殻、豚ぷんなどをまいていきます。
米ぬかは糖質やたんぱく質などの栄養が豊富で微生物の大好物。それをエサにして微生物の数が増えます。

複数の有機物を投入することで、微生物の多様性が広がり、様々な作用がもたらされるように。
栄養分は吸収されやすく、蓄えられやすいかたちに分解されて養分循環も良くなります。

手作りの発酵菌液

トマト栽培の土作りでは、ヨーグルトの乳酸菌、納豆菌、ドライイーストの酵母菌を混ぜて発酵させた手作りの菌液を使用。

常在微生物を活発化させるほか、野菜に栄養を効率良く吸収させたり、土壌病原菌の増殖を抑えるなどの働きがあります。

緑肥栽培

緑肥とは、育てた植物を収穫せずにそのまま畑に混ぜ込んで、次の作物の肥料や土づくりの材料にすること。
様々な種類の緑肥の中から、畑の性質に応じたものを選んで栽培。
ひまわりは見て楽しむ以外にも、緑肥のひとつとしての一役を担っています。

耕して準備完了!

土の状態が落ちついたところで、種まきや苗を植えつけていきます。